<スウェーデン王国のPK>

注:日本では便宜上?国連平和維持活動を「PKO」と表していますが
国際的には普通「PK」と表されます
そもそも「PKO」という表記も間違えで、活動を表すならば
小文字になります
ただ単に前線活動を「PKf」、後方活動を「PKo」と表しているだけで、 
本来は一つの活動になります
ちなみに「PKF」になると参加している軍全体を指します

スウェーデンは国連PK活動にかなり力を入れている
冷戦の終結により国土を侵略される可能性が低下した事と
周辺諸国の情勢安定こそが国家の安全に繋がるとの考えからである
これにより「スウェディント」が国軍の別働隊という立ち位置から
軍の中心となりつつあり、徴兵制を廃止する方向に向かっている
それはPKでの活動を目的とした「スウェディント」が
元々 志願者のみで構成された精鋭部隊であり
徴兵された練度の低い兵士では使い物にならないからである
さらにこの事で従来は国土に合わせられていた
スウェーデン軍の装備はNATO軍と共同作戦が取れるように
さまざまな改良が行われ、軍のコンパクト化
予備部隊の基地の閉鎖を行っている

「スウェディント」は2008年1月1日から活動を開始した
EU指揮下の北欧諸国緊急展開部隊(参加国:スウェーデン、ノルウェー、
フィンランド、エストニア、アイルランド)である
「ノルディック・バトル・グループ(NBG)」に統合され
その中核となっている
参加人員はスウェーデン:2300名、ノルウェー:150名、
フィンランド:200名、エストニア:50名、アイルランド:80名、
編成は5個中隊からなる1個機械化大隊規模
スウェーデン軍はこれとは別に独自に派遣可能な
緊急展開部隊である第411中隊を保有している

<PK参加までの歩み>

スウェーデンはデンマーク、ノルウェーと供に「国連緊急軍の設置と
活動に基づく経験の研究摘要」に基づき1960年から国連待機軍
創設の為の協議を開始し(1963年末にフィンランドも参加)、
1964年に北欧国連待機軍(NORDBERFN)の設立が合意
された
歩兵5個大隊、軍事監視員および国連司令部付き要員、MP、技術部隊、
修理工作部隊、医療部隊、輸送部隊等を各国で分担する

<PK参加までの歴史>

1948年にUNTSO(国連パレスチナ停戦監視機関)に参加
1961年にスウェーデン国防軍インターナショナル・コマンド
「スウェディント」が編成される
1964年に政府・議会によって国連待機軍の設置が決定される

<PKに参加する部隊>

国連待機軍は志願制で国防軍とは別になっている
これはスウェーデン正規軍が徴兵制の為である
スウェーデン国連待機軍は歩兵2個大隊と災害救助、司令部要員、
軍事監視要員、輸送管制等にあたる1個大隊規模の人員からなる
国内の待機軍は基本的に自宅待機となっている
待機軍関連の業務は「スウェディント」が担当し、人員の募集、訓練、
装備、展開、支援(兵站支援から参加者が市民生活に戻るまでも含め)、
デブリーフ(得られた経験のフィードバック)、PK部隊のタイプ・
編成の研究、地雷処理等の機材開発への協力、戦術、技術、訓練法の開発、
実行中の作戦に戦術、技術的改善を加える等の研究活動を行っている
北欧協力で訓練は分担されており、スウェーデンの担当は参謀、工兵、
地雷処理である

<スウェーデン国防軍インターナショナル・コマンド
「スウェディント」>

「スウェディント」の組織は参謀部9個、訓練センター(スウェーデンのみ
だけではなく世界中から訓練に来る教育機関としても機能している)、
PfPセンター、急速対応部隊(RRF スウェーデンは半個大隊)、
訓練中の交替部隊、世界中に散らばってるスタッフからなる
編成上はスウェーデン国防軍揮下ではあるが、作戦指揮は国連やNATO等
のPK活動を統括する組織に委ねられている
専門の兵站部隊は無く国防軍に依存している
任務の共通性からスウェーデン・レスキュー・サービス・エージェンシーと
協力関係にある

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